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農業への転職!職務経歴書の書き方とポイント【例文テンプレ付きで解説】

農業への転職!
職務経歴書の書き方とポイント【例文テンプレ付きで解説】

農業への転職!職務経歴書の書き方とポイント【例文テンプレ付きで解説】

採用を希望する会社へまず提出することになる書類は、履歴書、そして職務経歴書が代表的なものです。言うならば、書類選考を通過して面接へたどり着くにはその2つの書類で、いかに担当者へ自分の魅力をアピールできるかが鍵となるということです。

この項では主に「職務経歴書」の書き方についてご紹介していきます。学生時代のアルバイトへの応募や学校卒業時の就職活動の際に履歴書を作成した経験はあるでしょうが、職務経歴書は中途採用ならではのもの。初めて作成する人もいることでしょう。何を書けば良いのか?その際に注意すべきポイントは?などが細かく分かるよう説明していきますので、ぜひ参考にしてください。

農業業界への転職、職務経歴書の役割とは?

職務経歴書はこれまでにあなたが経験してきた「職務内容」「役職」、そこで挙げた「実績」、習得した「スキル」などを分かりやすく記載して、採用担当者にアピールするための書類となります。「自社で一緒に働いて活躍できる人物か」を担当者が判断するための大きな材料と言えるでしょう。

農業界へは未経験から転職する人が多いため、自分の職歴は農業にあまり関係がないから…と考えてしまいがちですが、それは誤りです。あなたの社会人経験はきっと生かせます。自信を持って作成した書類を提出しましょう。

職務経歴書と履歴書の違いは何?

「履歴書」には基本的な個人情報、学歴や勤務歴などを時系列に、テンプレートに沿って簡潔に記入します。一方で「職務経歴書」はその名の通り、あなたの仕事歴がメインとなる書類です。履歴書にある職歴の中身をより詳しく説明することになりますが、アピールしたい点は人それぞれ。そのため、決まったテンプレートはありません。あなたという人物が表現されやすい書類と言えるでしょう。

「履歴書」は社会人としてのマナーの有無や志望動機を、「職務経歴書」では入社後に活躍できるかのイメージ、仕事への意欲などを伝えるものと覚えておきましょう。

採用担当者は職務経歴書のココを見ている!

採用担当者はまず、どんなキャリアの持ち主なのか、新たな職場でその経験を生かせるのかをチェックしています。そのため「就職希望先の業務に生かせる経験やスキルは何か」を掴むことが重要となります。

求人情報や会社のサイトには、事業内容、仕事内容、実際に働いている社員の声など、たくさんの情報が掲載されているので、そこから「どんな経験、スキルが生きるのか」を読み取り、自分のキャリアと合致している部分を「職務経歴」や「職務内容」で重点的にアピールしましょう。農業未経験の人の場合、直接的に生かせるものが見つかりにくい場合がありますが、その会社の業務をじっくりイメージすることで生かせるものは見えてきます。

職務経歴書のフォーマットについて

職務経歴書には絶対的なテンプレートはありませんが、一番使用される「編年体」を始めとして相手に内容を伝えやすい書き方のスタイルがいくつかあります。それぞれの特徴について紹介していきましょう。あなたの経歴を一番アピールできるのはどれかを考えながら読んでください。

編年体式の職務経歴書の書き方

「編年体」とは、最初の仕事から時系列に沿って順番に業務内容を記入するやり方です。あなたがどのようなステップを踏みながら現在に至っているのかが一目で分かることが、一番のメリットです。紹介する3つのスタイルの中では最も一般的と言えるでしょう。履歴書にも勤務歴を書くため、情報整理がしやすく、転職経験が少ない人も比較的容易に作成しやすい点もメリットです。特にこだわりがない場合は「編年体」がおすすめです。

逆編年体式の職務経歴書の書き方

「編年体」とは逆に、現在の仕事や直近のものから過去へさかのぼって記載するのが「逆編年体式」と呼ばれる方法です。早い段階で書くことになる職歴が、応募する先の業務内容や求められている能力に直結している、もしくはアピールしたい一番の内容が直近にあるなどの場合に使用すると有効です。読み手となる担当者の目を最初から引き付けることができれば、書類選考通過の可能性がアップするためこの方式を採用したことが正解となります。

キャリア式の職務経歴書の書き方

経験した「業務」や「成果」を基準にして職務経歴書を作る方法もあります。それが「キャリア式」と呼ばれるものです。よりあなたの仕事上での実績がクローズアップされた書類となります。上手く書類を作ることができれば非常にアピール力が高くなるキャリア式ですが、一般的とは言えないため担当者が読んで分かりにくくならないよう注意が必要です。

まず、書類冒頭に時系列で略歴を記載することで担当者が情報を整理しやすくなりますので試してみましょう。

完成したら自分が担当者になったつもりでじっくり読み返して、魅力ある人物と感じられるかチェックしましょう。

職務経歴書のサンプル:書き方とポイント

いよいよ職務経歴書の作成方法とポイントを順を追って説明していきます。書き方に明確なルールがないため、あくまで一般的に見られる手順だということを理解して読み進めてください。応用するにも基本を知っておいて損はありません。

タイトル

職務経歴書

POINT①

まずこの書類が何なのかタイトルで示してください。

日付・氏名

いつ、誰が、作成した書類なのかを明示しましょう。

POINT②

日付は書類を送付する日(直接持参するならその日)を記入してください。西暦でも年号(令和や平成など)でも構いませんが、履歴書と職務経歴書を通じてどちらかに統一してください。時系列が分かりにくいと担当者に余計な苦労をかけることになってしまいます。ビジネス文書のマナーの一つとして覚えておきましょう。

日付・氏名は「職務経歴書」のタイトルの直下、右寄せで記入するのが通常です。

職務要約

いよいよ職務経歴の記入となるわけですが、その前段階として要約・概要を示しておくことをおすすめします。ここで担当者に関心を持ってもらえれば、その後の詳細部分をじっくりと読んでもらえることとなります。「仕事内容」「仕事の成果」「取り組みや工夫の内容」を分かりやすくまとめましょう。

この部分が分かりにくかったり、長すぎると言った状態で提出するとマイナス評価を持たれることにもつながりかねません。2~4ラインでまとめたいところですが、さまざまな経歴を持っている人にとっては少々難しいので、この部分は省いて職務経歴から始めても良いでしょう。

POINT③

「有機農薬」などの取り扱い商品と「効率化」「高収益化」という提供できる価値、担当業務が「ルート営業」であることを端的に説明しています。それに加えて業務を行うにあたって工夫していた点を示すことで、あなた自身のオリジナリティを伝えることができています。文字の大きさにもよりますが、少ない行数でまとめられているのもポイントです。1つの文章が長くなり過ぎることにも気を付けましょう。

職務経歴

編年体、逆編年体で記入する場合は、所属していた期間を優先的に示します。その後に所属していた企業の正式名称と雇用形態(正社員、契約社員、アルバイトなど)を書くことになります。キャリア式の場合は、まず職名(ルート営業職、経理担当など)を記入して、勤務期間ごとに社名と雇用形態を記載していきましょう。

続いて、実際の職務内容を書いてゆくことになります。仕事内容をスペックで列記することはもちろんですが、そこに補足情報や仕事をした中での実績、また創意工夫を行ったポイントなどを加えましょう。

「あなただけの職務経歴書」であることが採用の際には重要となります。それが担当者へあなたの熱意をアピールすることとなり、書類選考通過の可能性が高まるのです。

POINT④職務経歴の詳細

「職務経歴詳細」と記入したうえで①経験期間、②勤務先名、 ③経験職種、④雇用形態を箇条書きでまとめていきます。読みやすくするために、表を作って項目ごとに罫線で区切るとWordやExcelなどのスキルも伝わります。それが難しい際には、見出しをつけて1ライン毎に内容を記すなど、相手が把握しやすいように工夫を施してください。

POINT⑤前職/現職の企業情報

勤務経験のある企業のスペック情報を記入して、あなたがどのような環境で勤務していたかを担当者に伝えましょう。「大企業に勤務していないから」などと考える必要はありません。貴重な社会人経験を正確に伝えるためのものです。

【資本金】【売上高】【従業員数】【事業内容】などを見出しを立てて記入してください。ホームページを持っている会社であれば「企業概要」のページに最新情報を載せている場合が多いので、そこから情報を得ても良いでしょう。

POINT⑥工夫した点や成功体験

見本のように「実績」に書いた内容の補足情報を記すことで、一つの成功体験をしっかりと担当者に伝えることができます。実績にアピール力があるのはもちろんですが、もっと大切なのはあなたが達成までにどのような努力、工夫を重ねたかです。それを記すことで、農業界に関係のない職務だったとしても仕事で自分なりの創意工夫ができる人材だということが伝わります。

POINT⑦実績

社内で表彰された実績があれば是非記入しましょう。その際は内容が伝わるよう補足も忘れずに。その他にも「課のリーダー職を2年務めた」「業務改善プロジェクトのメンバーとなり500万円/年のコスト削減」「年間で8社の新規顧客獲得」など、あなたなりの誇れる仕事をアピールしてください。謙遜しがちな人は「こんなことを書いても…」と思ってしまうかもしれませんが、判断するのはそれを読む担当者です。臆せずアピールしましょう。

活かせる経験・知識・技術

第一印象では農業に関係のなさそうなものであっても、一定の能力や経験があれば記載しておくのがベターです。パソコンはもちろん操れるに越したことはありませんし、英語を始めとする外国語が重宝される場面もあります(外国人労働者を雇用するケースは多くあります)。

そして農業界では、①忍耐力(体力)・精神力、②コミュニケーション能力、③判断力、④問題解決力、⑤観察力・調査能力と言ったものが特に求められる傾向にあります。そのため①~⑤のいずれかにつながる経験をしている、または知識や技術を持っていることが伝わるような書き方ができると良いでしょう。

POINT⑧

<PCスキル>は多くの転職者が持っている能力の一つです。そのため、Word、Excelのようにどんなソフトを扱えるかまで記入しておきましょう。

更に、職務経歴書の見本では<ヒアリング・情報収集力>と<企画提案力>を掲げています。ヒアリング・情報収集力に関しては「活かせる経験・知識・技術」で紹介した②コミュニケーション能力につながるもので、企画提案力は④問題解決力に通じるものです。簡単であっても補足の文章を加えることでより具体性を感じてもらえるでしょう。

資格・スキル

資格はいわゆる国家資格を記入することとなります。農業の仕事に直結するようなものがあるのがベストですが、異業種から転職する人の場合、専門的な資格を持っている人はほとんどいないのが現実でしょう。

ですから、あなたが持っている資格があれば遠慮せず記入してください。それはあなたが努力して得た立派な成果なのですから。

書き方としては、取得年月→資格の正式名称という流れで問題ありません。

POINT⑨

1行に1資格の体裁で見本のように書いていきましょう。取得した時系列で書いても良いですが、見本のように資格の系統ごとにまとめる方が読み手には理解してもらいやすくなります。優先的にアピールしたい資格や、転職してから役立ちそうな資格から書き始めてもOKです。

農業界で求められる資格としては、まず必須とも言われるのが【普通自動車免許】(AT限定でないものが望ましい)です。さらに実際の農作業で役立つのがトラクターなどの農業機械で公道を走るための【大型特殊自動車免許】。これを保持していると即戦力の人材だと見てもらえます。他にも【けん引免許】【危険物取扱者(乙種第4種)】なども取得していると仕事の幅が広がりやすい資格です。

自己PR

既に経歴や実績、スキルや資格などを記入した上での自己PRは、これまでにアピールした内容を補足・補填する役割と考えましょう。既に記入した内容を意識しつつ、あなたの長所の印象をより強いものにしてください。

前述したように、なるべく意識したいのは「①忍耐力(体力)・精神力、②コミュニケーション能力、③判断力、④問題解決力、⑤観察力・調査能力」の5つのポイント。自身が農業界で働くにあたって、活用できる能力の持ち主であることを伝えることが大切です。

もちろん5つのポイントを網羅する必要はありませんし、他のことを書いても構いません。「応募した会社の業務で生かせることか?」を常に意識しておくことは忘れないでください。

POINT⑩

見本では、学生時代に励んだ柔道のエピソードから【体力】【忍耐力】【コミュニケーション能力】そして【リーダーシップ】などを持ち合わせた人物であることが伝わってきます。これらの長所が社会人になってからの「実績」を上げるベースになっていると想像できますね。

また、実績に至るまでに積み重ねていた普段の仕事についても言及しています。こちらは工夫した点に関しての補足となる内容です。

注意しておきたいのが、同じ内容を繰り返し書いてしまうこと。「このエピソードは前にも書いてあったな」となってはせっかくのアピールが弱まってしまいます。

自己PRの締めとして、自分の長所を入社後の仕事にどのように使って行くかを示せれば申し分ありません。その企業や業務の分析を行っていることも伝えられます。全てを書き終えたら、行を変えて右寄せで「以上」と記して、職務経歴書を完結させましょう。

農業への転職を成功させる職務経歴書の基本的なマナー

ここでは職務経歴書を作成する際の注意点やチェックポイントを紹介していきます。職務経歴書に決まったテンプレートがないのは前述したとおりですが、採用のための応募書類はあくまでビジネス文書です。言葉遣いや文章の書き方、内容の伝え方などがきちんとしているかで、あなたという人物への印象が変わってきます。社会人経験のある中途採用の応募書類ではなおさらのことです。

ここで紹介するのはあくまで基本的な内容に過ぎません。自分でしっかり計画を立てて作成し、完成したものを見直し確認するまでが「職務経歴書の作成作業」ということをお忘れなく。

マナー1:手書きよりもパソコンで作成するのが◯

募集要項などで企業側から指定されている場合を除き、手書き・パソコン、どちらで作成しても構いません。ただ、履歴書以上に文字数が多い書類となるため、可能であればパソコンで作成した方が読みやすい書類とすることができます。また手書きは書き間違いや修正したい点が発生した際の修正に要する手間を考えても、あまりおすすめはしません。WordやExcelなどで作成するのがベターな方法と言えます。

マナー2:A4で1~2枚にまとめよう

用紙は白無地のA4サイズのものを使用してください。また「何枚以内」などというルールはありません(指定がある場合を除きます)。しかし、ビジネス文書は長ければ良いというものではないため、できるだけ1〜2枚(キャリアが長い場合は4〜5枚)にまとめるように心掛けて作成しましょう。フォントは読みやすさを考えると明朝体がおすすめです。

マナー3:なるべく簡潔に、読みやすく書こう

採用担当者があなたに好感を持てば転職成功の可能性はアップします。書類選考の段階で考えると、読みやすく丁寧に書かれた職務経歴書を提出した人に良い印象を抱くのは当然のことです。そこで、読み手が興味を持ってくれそうな「経験」「知識」「能力」は何かを意識しながら、箇条書きで簡潔にまとめるようにしてください。あなたの経歴やスキル、アピールポイントなどがすっと頭に入って来ることで、好印象を与えることができます。

マナー4:誤字脱字・漢字の間違いなどがないかをチェックしよう

ひと通り職務経歴書を完成させた後は必ず確認作業を行いましょう。【資格名は正式名称を記載しているか】【資格の取得年月】【勤務先の在籍期間(入社・退職年月)に間違いはないか】【入社した企業や経験した職務の記載漏れはないか】【名前や書類を作成した日付がきちんと書いてあるか】なども改めてチェックしてください。自分の記載すべき経歴を最初に別書類で作成しておけば、照合用の資料に使えるので便利です。

マナー5:具体的な自己PR・スキル・実績が書かれているか

そして最後に今一度、読み返してください。自己PRとあなたの誇れるスキルや実績が採用担当者に伝わる具体的な内容になっていますか?例えば「◯年◯月度 月間MVP受賞」とだけ書かれていても、それがどれだけ難易度が高く、どれだけの価値ある賞なのかは内容を聞かなければ全く伝わりません。自分の客観的な確認で心配なら、第三者に書類を見せてアドバイスをもらうようにしましょう。

書類を提出する際の基本的なマナー

書類を応募企業へ提出する方法は主に郵送や宅配便、面接で直接渡す方法のどれかです。最後にそれぞれの注意点を確認しておきましょう。

郵送する場合の注意点について

まず書類(A4サイズ)を折らずに封入できる封筒、そして汚れ防止のためにクリアファイルを用意しましょう。郵送する際には履歴書・職務経歴書に加えて「添え状」を同封するのがマナーです。書類の順番は上から①添え状②履歴書③職務経歴書としてください。

「添え状」は、誰が何を何故、送ったのかを伝えるためのもの。一般的なビジネス文書なので難しいことはありません。書類を送付した日付・宛先・あなたの住所・氏名・連絡先から始まり、挨拶と用件、簡単な自己紹介を綴った後、同封書類名を記入して終了です。

「封筒」は表面に都道府県名からの住所や宛先名を省略することなく記載します。宛先が会社や部署名で終わる際は「御中」、担当者宛の場合は「様」を使用します。封筒の表面左下には赤色のペンで【応募書類在中】と書くことをお忘れなく。自分の住所と氏名は通常の封書と同じく裏面の左下に書くこととなります。

面接で直接渡す場合の注意点について

面接で直接担当者に渡す場合も、封筒の中にクリアファイルに収めた書類を入れましょう。郵送と違って住所を記載する必要はありませんが、表面に提出先(社名、部署名、あれば担当者名まで)と【応募書類在中】を書き、裏面には自分の氏名を記してください。

渡す際には、封筒の向きを相手が文字をそのまま読めるようにして「よろしくお願いします」の一言とともに両手で差し出してください。

まとめ

ここまで職務経歴書の書き方について説明してきました。型式がある程度決まっている履歴書と違って難しさを感じる人もいることでしょう。ですが創意工夫がしやすい分、他の応募者に差をつけることができるとポジティブに考えてください。

職務経歴書はもちろんあなたのこれまでの仕事を伝えることが第一の目的となる書類ですが、自己分析力と情報整理力が問われるものでもあります。提出するまではもちろん何度修正しても構いませんので、じっくりと練り上げていきましょう。

履歴書とセットとなる二大応募書類の一つである職務経歴書によって、あなたの農業界への転職活動が成功へつながることを願っています。