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農業に転職する際に知っておきたい!自己PRの書き方のポイント【例文付き】

農業に転職する際に知っておきたい!
自己PRの書き方のポイント【例文付き】

農業に転職する際に知っておきたい!自己PRの書き方のポイント【例文付き】

履歴書への記載が必須となっている学歴や職歴などは工夫の余地がない項目です。しかし、応募書類には「自己PR」という他の応募者と自分を差別化できるものがあります。自己PRは自分を売り込み、ライバルに差をつける絶好のチャンスです。
職務経歴書だけでは伝えきれない「自分自身の強み」をしっかり面接官に伝えるようにしましょう。

例えば【体力】が長所という人は数多くいるでしょう。では「ランニングを趣味にしている」と「10年間、毎日5kmのランニングを欠かしていない」という体力自慢の2名がいた場合、あなたが採用担当者ならどちらに興味をひかれますか?

ここでは農業へ転職する際に知っておきたい「自己PR」の書き方のポイントを順を追って説明していきます。パターン別に文例やその解説も載せているので、ぜひ参考にしてください。

自己PRの目的とは?

「自己PR」とは、それを読む相手となる採用担当者に対して、「この人を採用することで自社にどんなメリットが得られるか」「どのような仕事が向いていて、どんな活躍をしてくれるか」をイメージしてもらうためのものです。もちろん「その会社にとって」ということを前提にして記入する内容を考えなくてはいけません。

【自分と転職したい会社を結びつけてくれるもの】。それだけ重要なものだということを認識しておいてください。

農業業界に転職する前に!自己PRを作るコツ

自己PRの作成に限ったことではなく、転職活動においては自己分析、業界・業種の分析をまず第一に行いましょう。自分が相手に提供できるものは何か、相手が求めているものは何かを常に意識してください。

転職する理由を明確にしておく

新卒の人とは違って、転職希望者には「以前の仕事を退職する」という明確な事実があります。一定期間働いた職場を辞めてまで転職したい理由は何か?面接の際にも確実に問われることです。それだけこの仕事に就きたいということでしょうが、それが「なぜなのか」が伝わると共に、オリジナリティを感じられる理由であることによって担当者の印象に残り、書類選考を通過しやすくなるのです。

業種や仕事内容について情報収集を行う

的確な自己PRを作成するためには、その会社、その仕事で何を求められるかを知っていなければいけません。一口に「農業」といっても何を育てるかはさまざまです。米なのか野菜なのか、花なのか、牛や豚などの動物なのか…数えきれない品目があります。また転職を希望する会社の規模や方針によって、実際に携わることになる業務は異なります。業種や会社、そこでの仕事内容についてできる限り情報を集めておきましょう。

自分の強み・得意分野・成功体験などを探す

「自分の武器はこれです」としっかりアピールすることも自己PRでは大切なことです。しかし、それがひとりよがりの物ではいけません。あくまで転職先、携わる業務で役立つものであることが大前提です。

だからこそ、前述した業務や仕事内容の情報収集は大切なのです。人生をじっくり振り返ってこれまでの経験や実績、持っているスキル、性格などの自己分析を行い、転職先の担当者へ響くポイントを見つけましょう。

自己PRは複数準備しておく

自己PRは1点勝負ではなく複数、できれば3~4点くらいは準備して担当者に伝えたいものです。「自分はここに絶対の自信がある!」という方もいるでしょうが、1つだけの場合、それに興味を持ってもらえなければどうしようもありません。複数ある中で担当者が1つでも関心を持ってくれるものがあれば可能性は膨らみます。まず書類選考を通過することを第一に考えてください。

「受かる」自己PRはここが違う!意識しておきたい4つのポイントとは?

限られた文字数で思いを伝えることは意外と難しいものですが、自己PRは「具体的にかつ分かりやすく書くこと」が重要です。また、書き上げたものを第三者に見せて意見をもらうことも大切です。自分自身のことをより深くまで知ることができます。 ここでは自己PRを作成する際に、意識しておきたい4つのポイントをご紹介します。

具体的なエピソードを添えながら、生かせる経験・知識・技術・実績などをアピールする

自己PRでアピールしたいポイントに関しては、具体的なエピソードを添えるのが効果的な手法です。例えば「体力には自信があります」だけで完結させず、「体力には自信があります。なぜなら中学・高校と柔道部に所属していて毎日5時間以上の練習に耐え抜いた経験があるからです」などと具体的な経験、事例を添えた書き方をすることで、アピールポイントにさらなる説得力を持たせることができます。学生時代でも社会人になってからの経験でも問題ありません。根拠があった上でのアピールポイントであることを示しましょう。

持っている資格や免許などで業務に生かせるスキルはアピールする

自分が持っている資格はしっかりとアピールしましょう。ただし、それが携わる仕事に関係するものであることが前提です。農業を仕事をするにあたって、まず所持しておきたいのは【普通自動車運転免許】ですが、これは多くの人が所持していることでしょうからあまり差別化にはなりません。

即戦力として農業の現場で重宝されるのが【大型特殊自動車免許】です。転職者を募集するような農業法人は広い農地を所有していることが多いため、トラクターなどの機械で公道を走れる資格は大きな武器となるでしょう。

他に農業で重宝されるさまざまな資格はこちらで紹介しています。

自分のキャリアプラン(将来の理想像)と一致させる

転職活動を終えて希望の会社に就職したとしても、それはまだスタートに過ぎません。新たに始まる自分自身のキャリアプランを立てておいて、未来像につながるような自己PRを示せると良いでしょう。例えば、「ある作物を全面的にまかせられるリーダーとして会社を引っ張っていきたい」と考えているなら、他の社員やアルバイト、パートの方を統率できる「リーダー力」や「コミュニケーション力」が求められてきます。人材を募集する側も採用する人の将来を考えています。採用する人に目指して欲しいキャリア像などを求人情報に記載している場合もあるので、入念に確認しましょう。

文字数と読みやすさも考える

補足となりますが、自己PRを書く際、心得ておいてほしい文字数や文字のサイズについても触れておきます。自己PRは「相手が読みやすく、理解してもらいやすい」ものでなければ、どんな立派なPRも意味を成さない可能性もあるのです。

ポイント:文字数について

転職を希望する会社の応募要項に文字数について記載がある場合は、その8割以上の文字数で提出するのが基本です。極端に文字数が少なすぎてもダメですが、長ければ良いというものでもありません。指定がない場合は400字程度にまとめるように心がけましょう。端的に自己PRのポイントが伝わる書類の方が好感を持ってもらえるでしょう。

ポイント:文字の大きさについて

最近では、応募書類をパソコンで作成する人も増えてきました。しかし、手書きにこだわっている会社ももちろんあります。応募要項に記載がある場合は、必ずそれに従いましょう。どちらの場合でも文字の大きさに関して明確なルールはありません。

どちらにしても大切なのは、「読む相手のことを考えた」書き方をすることです。隙間なくびっちりと記入するよりも少し余裕を持たせたり、改行を利用したり、心持ち大きな文字にするなど読みやすい書類になるよう心がけましょう。

【タイプ・業種別】自己PRの例文4選をご紹介

ここでは、業界未経験に加えて、畑作、企業、酪農と農業の業種別に自己PRの事例とそれについての解説を行います。転職先の募集背景や応募職種によっても効果的なアピールは変わりますのでご注意ください。

業界未経験の場合

私は小学校時代から高校を卒業するまでサッカー部に所属しておりました。レギュラーと補欠を行ったり来たりという選手でしたが、毎日の練習も、もちろん出場できた試合も常に全力で頑張りました。継続して努力する忍耐力と、炎天下でも走り回って鍛えた体力は農業の場面でも生かせると考えています。当然レギュラーを目標にしていましたが、控えとなった際もレギュラーが万全のコンディションで試合に臨めるようにサポートすることを心がけました。一人ひとりが役割を全うすることで、チームで目標にしていた県ベスト8まで勝ち上がったときは先輩後輩関係なく、皆で喜びを分かち合えました。チームワークの重要性を知っている点も、多くの人と一緒に働く貴社の仕事に役立つと思います。農業は未経験の私ですが、今まで培ってきた経験を生かしながらイチから学び、より良い作物を育てることに貢献したいと考えております。

例文の解説・ポイント

業界未経験の人がまず伝えたいポイントは「体力」そして「やる気」です。そもそも肉体労働の占める割合が高いのが農業の現場仕事です。どれだけ知識があっても、一定の体力がなくては仕事を続けられないということを農業の先輩諸氏はご存じです。学生時代に鍛えた事実、また農業を目指す上で行っているトレーニングなどはアピールしたいところです。その上で「新たな職場でこうありたい!」と担当者に熱意を示しましょう。

畑作に転職したい場合

私は高校を卒業後、道路工事の会社に就職し、アスファルト舗装の現場で働いていました。夏も冬も働く場所は外で、朝から晩まで肉体労働を続けるのは過酷でした。1か月も続かずに退職する人も多くいましたが、自分は3年間継続できました。そこで培ったスタミナと根性には自信があります。畑仕事も外が多く、天候の影響を受ける大変な仕事だと思いますが、鍛えた体と精神力で乗り越えたいです。

例文の解説・ポイント

ギラギラとした太陽に照らされる炎天下での畑仕事、40℃を超えて湿度も高いビニールハウスの中での作業なども日常なのが畑作の労働現場です。ベテラン農家であっても「夏は本当に辛い」とこぼす方も多くいます。「スタミナ」や「根気強さ」などは畑作においては大きなアピールポイントになります。長所の根拠や自身の強みが培われた背景などを添えることで、説得力がぐっと増します。

企業に転職したい場合

運転や機械が元々好きで、前職は自動車販売店の営業を行っておりました。貴社の顧客となる農家様は遠方にいらっしゃる場合が多いと伺いましたが、前職では県内だけでなく他県のお客様も担当していたため遠距離移動は苦になりません。貴社の営業職では強みになると考えています。また前職ではお客様に高齢の方が多く、中には農家の方もいらっしゃいました。車の話だけでなく相手の仕事の話題なども研究して、幅広い年代・さまざまな職種の方と関係を築いたコミュニケーション能力も貴社で役立てたいと思います。

例文の解説・ポイント

農業機械の販売や肥料などの資材を取り扱う企業は、取引先となる農家さんとの良好な関係性の構築や維持が大切な仕事となります。ものおじせず、足しげく通えるフットワークはまず基本です。そして相手が何で困っているか、何を求めているかというニーズを引き出すために大切となるのがコミュニケーション能力の高さです。学生時代や、社会人になってからどんな対人コミュニケーションを行ってきたかもアピールしましょう。

酪農に転職したい場合

我が家は夏休みなどに動物園や観光牧場へ遊びに行くのが恒例でした。自宅でも犬を飼っていて私が主となって世話をしていたほど動物好きです。私が遊びに夢中で世話を手抜きしてしまった際、犬が体調を崩して入院したことがありました。動物は言葉を話すことができないため、毎日世話をすることはもちろん、健康状態をしっかりと観察しなければならないという責任感を愛犬から学びました。ペットと畜産動物で異なる点は多いとは思いますが、慎重に観察しながら丁寧な育成をしたいと考えております。

例文の解説・ポイント

牛や豚、鶏など、酪農畜産業は生き物を相手にする仕事なので、まず動物好きであることを強調するのは堅実な手法です。そして仕事にする以上、可愛いだけでは務まらないのが現実ということも理解しておきましょう。動物が健康に育つよう細やかな心配りができ、観察力があることも重要な資質となります。過去に自分が経験したことを振り返って、観察眼を生かせたことがあれば添えておきましょう。

【アピールポイント別】農業への転職で自己PRに盛り込みたい例文6選をご紹介

農業への転職で注目してもらいやすいポイントを例文と合わせて6パターンほどご紹介します。自身の実体験と合わせて記入することによって、よりアピール効果をアップさせることができるでしょう。

問題解決力をアピールしたい場合

食品メーカーで商品の販売企画を担当しておりました。戦略を立てて実行、結果を分析して次に生かすことを繰り返してきました。貴社の扱う作物は年1回収穫というスパンの長いもので、うまくいかなかったとしてもすぐ方針転換ができない場合もあると思います。しかし毎年課題が無いかを探り、それを解決する手立てを見つけて翌年に向かうため、貴社においても今まで身につけてきた問題解決力を発揮していきたいと考えています。

例文の解説・ポイント

小さな失敗が大きな損害となり、失敗が連続すると廃業もあり得る農業は非常に厳しい仕事です。作物が不作のときは原因を探り対策し、豊作であってもより良い方法がないかを模索することが大切です。課題を見つけ解決策を見出してきた経験は、農業の世界でも十分に生かせることでしょう。

忍耐力をアピールしたい場合

家の近所に教室があったことがきっかけで剣道を始め、高校卒業まで学校の部活動にも所属しておりました。運動神経があまり良くなかったため上達までの道のりが長く、そして夏は暑く、冬は寒くて冷たい板の間での稽古は心が折れそうになることもありました。しかし、不器用でも努力を続けて段位三段までを取得することができました。継続して努力できることは私の一番の強みです。

例文の解説・ポイント

農業は決して華やかとは言えない、地道な作業を繰り返す場面も多くあります。目標に向かって一歩ずつ着実に進む継続力や忍耐力が強く求められます。自身が長く続けていることがあればその理由や、得られた喜びなどと共に記入してください。

協調性やコミュニケーション能力をアピールしたい場合

大学時代に3年間、居酒屋でアルバイトをしていました。元々チームワークの良い職場だったため、学生のバイト仲間はもちろん、年上の社員の方、パートの方とも円滑なコミュニケーションを交わすことを心がけていました。さまざまな世代の人に対して物おじせず話しかけられるのは、自分の長所だと自負しております。

例文の解説・ポイント

学校や部活、会社など、グループの中で上手く立ち振る舞ってきた経験は農業でも十分生かせます。共に畑などで働く同僚や上司にももちろんさまざまな世代がいて、最近では外国人がいるケースも珍しくありません。どんな場で磨いた能力かも具体的に示しましょう。

調査能力をアピールしたい場合

前職では、自動車に組み込まれる小さな部品を製造する工場で働いておりました。小さいとはいえ、不良品があると完成した商品に不具合が起こることが考えられます。ですから一つひとつ迅速かつ丁寧に検品作業を行って参りました。そういった調査する力は、扱う作物の成⻑具合や細かな異変にいち早く気付かなければいけない貴社でも生かせるものと考えております。

例文の解説・ポイント

作物の害虫や病気、また動物の様子などに目を配ることは農家にとって大切な仕事の一つです。フラットな目で自分が扱うものに異変がないかを探る調査能力は被害を防ぐために重要な要素となります。

リーダーシップ力をアピールしたい場合

自分は中学、高校と野球部で3年生の時にはどちらもキャプテンをしていました。実は中学時代は部員に厳しくするばかりで部の雰囲気が悪くなってしまったことがあります。その反省を生かして、高校では学年の隔たりなく部について思っていることを全員が話す場を設けて意思疎通を図りました。メンバーをまとめる立場の人間がどうあるべきかを、自身の経験から学ぶことができました。

例文の解説・ポイント

まずリーダーという立場を経験していること自体が担当者から一目置かれることです。どんな場でリーダーを務めたか、またどんな経験をしたかをしっかりとアピールすることで、将来性のある人物と評価される可能性がアップします。

積極性(学ぶ姿勢)をアピールしたい場合

私は「聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥」を座右の銘にしています。学校を出て就職した際は、上司や先輩から言われて分からなかった言葉や話は必ずメモをして、その日のうちに質問をするように決めて行動しておりました。その結果、仕事の理解が速いと評価されました。貴社では、もちろん自分でも積極的に調べて勉強し、先輩方のサポートもいただきながら、チャレンジ精神を忘れずに日々全力で仕事に取り組んでいきたいです。

例文の解説・ポイント

未経験での応募ならより重要となるのですが、自ら情報を求め学ぶ姿勢。例文のような経験を伝えられると「早く仕事をマスターして活躍したい」という意志をアピールすることができるので効果的です。

こんな自己PRは要注意!添削ポイントとよくあるNG例をご紹介

自己PRを書き終えたらホッとすることでしょうが、最後に見直しすることをお忘れなく。チェックすべきポイントを挙げておきますので、修正すべき点がないかを改めて確認してから提出しましょう。

誤字脱字がないかどうか

誤字や脱字があってはいけないということは、ほとんどの方が「当たり前」と思っていることでしょう。ですが、そういった自信を持っている人の方がケアレスなミスを起こしがちなのです。たとえ見直しを行っても頭の中で「間違っていない」と思い込んでいると作業の精度は下がります。普段から使っている漢字でも実は間違えて覚えていたというケースもあります。「必ずどこかに誤字脱字がある」と思いながら、気になる部分は必ず調べましょう。

詰め込みすぎて読みにくい文章になっていないかどうか

一生懸命自分をアピールしたいという気持ちは大切ですが、内容を詰め込み過ぎてしまうのは禁物です。伝えたいものが伝わらないという逆効果になってしまうので注意が必要です。担当者が「この応募者は、結局何が言いたかったのだろう?」と読み返すことになっては好印象も与えられません。また、内容そのものを理解しないまま書類選考から漏れてしまうケースも考えられます。一方的に自分の思いを全部書き込むのではなく、伝えたいポイントを絞って相手に伝わりやすい文章を書くよう心がけましょう。

自分の個性や人間性をアピールする記載があるかどうか

転職活動は「あなた」という人物を、就職を希望する会社へ自らで売り込む取り組みです。「この人と一緒に働いてみたい」と思ってもらうための「あなたらしい」アピールも考えましょう。「真面目」「根気強い」「明るい」「ポジティブ」など、採用担当者に会ってみたいと思わせるようなポイントを自分の中に見つけて、それを仕事で生かせたエピソードと合わせて示してください。じっくりと自己分析をすれば、アピールすべきポイントは必ず見えてきます。

また「他己分析」と呼ばれる方法も効果的です。家族や友人など第三者から自身についての意見を聞くことで、自分では気付かなかった強みに気付くこともあります。

企業が求める人物像とずれていないかどうか

【思い立ったら即行動のアクティブな人材】を求めている会社に対して、「自分は石橋を叩いて渡る性格で、慎重に行動するタイプです」という自己PRをどう思いますか?慎重であることは決してマイナスなことではありませんが、今回の募集に関しては良いアピールにはならないことが想像できますね。企業のホームページ(特に採用ページ)や募集広告などを見ると、その企業にマッチする人のイメージを描ける場合があります。じっくりと確認しましょう。

極端に文字数が少ない

自分は以前、飲料メーカーで3年間、ルートセールスの仕事をしていました。担当した顧客を定期的に訪問しながら、責任者と良好な関係を築き、安定した売上を残すことができました。任された仕事を確実に行えるのが自分の長所です。

改善すべきポイントは?

これは100文字少々の文章です。言いたいことはわかりますが内容が薄く感じられますね。原因はエピソードや背景が書かれていないためです。「良好な関係」を築くために「売場で働く従業員へのヒアリングを行って現場のニーズにマッチする提案を行った」などの工夫や試みを加えると説得力を増すことができます。

ダラダラと長い上にまとまりがない

私は居酒屋チェーンの店舗で店長を2年間務めていました。チェーンとはいえ、一つの組織を任されることになったので、仕事への責任感を養うことができたと感じています。店員だったころは売上を増やせば良いとだけ思っていたのですが、何をどれだけ仕入れるべきかなど、コストについても考えなければいけないと知りました。利益とは何か、経費とは何かを学び、実際に見ることとなり経営の難しさを学ばせてもらいました。またアルバイトを含む従業員のシフトのスケジュールも自分が作成していました。各日程でどのくらいのお客様が来るかの予測を立てる必要があるのです。それが計画通りになって月全体の売上や利益の目標を達成できたときはとても嬉しくやりがいを感じ、スタッフのみなさんと一緒に喜びを分かち合いました。これらのリーダーシップを発揮した経験や、コミュニケーション能力が高い点は農業でも生かせると考えております。

改善すべきポイントは?

前職でとても努力をしたことは理解できますが、アピールポイントにまとまりがないため、「頑張ったんですね」という印象で終わってしまいそうです。例えば、「自分の長所は責任感の強さとコミュニケーション能力です」と文章の序盤で明確に示してから、それを裏付けるエピソードを紹介する流れにすると、読み手に伝わりやすくなります。

アピールしている内容が抽象的且つ、画一的でわかりづらい

私は不動産会社の営業をしていて、住まいを探している方に賃貸住宅を斡旋することを主業務としておりました。お客様のニーズをヒアリングして、それにマッチする部屋をご紹介しようと努力していました。ある程度経験を積んでからは「お客様が言葉にしていないニーズがあるかもしれない」ということに気づき、気になる部分をより詳しく自分から質問をするようにしました。そのおかげもあって成約数や成約率もアップして、一昨年は社内でトップクラスの成績を残すまで成長することができました。現状に満足することなく、次のステップに進もうとする向上心が自分の長所だと考えています。

改善すべきポイントは?

自分の成長したことなど良いことを書かれていますが、具体的なエピソードが薄いために誰にでも書けそうな自己PRに感じます。「気づきのきっかけ」や「どんな質問をして、どんなニーズを引き出せた」など掘り下げた内容を記さなければ、自分らしさをアピールする文章にはならないのです。

まとめ

いかがでしたか?「自己PR」の書き方を工夫することによって、あなたの長所や魅力をアピールできることをご理解いただけたことと思います。学歴や職歴があまり重視されない農業界だからこそ、「自己PR」は書類選考で大きな部分を占めていると認識しておきましょう。

応募書類に書かれていたアピールポイントを担当者が気になっている場合、その後の面接でより深い内容を尋ねられることが珍しくありません。そこで話が弾めば念願の採用決定がグッと近くなるのです。ぜひ、あなたらしい、あなただけの「自己PR」を作成してください。